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主に日記やら何やら…その日の気分で徒然なるままに。
May / 05 Tue 20:12 ×
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April / 05 Sun 23:36 ×
こんばんは。
銀雨のネタステシ週間最終日に大いに笑い転げている三津峰です。
某結社の思惑で1日~5日まで別人設定でなりきって遊んでいた訳ですが。
最終日が思わぬ展開になって面白過ぎた。
私も負けじと、張り合って次回予告風なネタを投下しておきましたが、
皆笑ってくれたかなぁ…。(<面白いと言って貰えると元気になる)
まぁ、典型的なサービス精神大放出気質なので喜んで貰ってなんぼ、なんですよ。
それから、昨日に引き続き徒然なるままに思い立ったままSSを起こしたら
続き、と言うかボスサイドでの序章ちっくなブツが出来ちゃってました。
ので、やっぱり載せてみるテスト。
十年後って何か夢があって良いですねー。



「失礼します!十代目!」

バン、と何時に無く大きな音を立てて黒スーツ姿の銀髪の青年が慌しく重厚な造りの扉を開く。
普段ならば部屋の主からの入室許可無くして決して立ち入らない彼が、今日に限ってはその礼も何処かに置き忘れて来たようだ。
挨拶もそこそこに、微かな驚きの表情を見せているボスと目が合い様、執務机を挟んだ手前まで足早に歩み寄っていた。

「うん? 如何したの、獄寺君?」
「騒がしいぞ、獄寺。何の用だ?」

ボスが温和な表情で己が右腕たる獄寺へ訊い掛ければ、重ねるように彼の人の隣へ立ち並んでいた黒尽くめの歳若い青年が訊う。
まだ少年と言っても差し支えない風貌なれど、そのシルクハットの合間から覗く黒曜石のような漆黒の双眸には並々ならぬ威圧感がある。
10年以上殺し屋の頂点に君臨し続ける生きた伝説。
そして伝統・格式共に“別格”と謳われる裏社会の王族、ボンゴレ・ファミリー現ボスの家庭教師を嘗て勤めた経緯のある男だ。

「大変です。十代目、リボーンさん。また、…やられました」
「!…今度は何処のどいつだ」
「チェッカロッシファミリーです」
「え? チェッカロッシ、って…これ?」

獄寺が口にした組織名にボス、ドン・ボンゴレが徐に己が手にしていた書類へちらりとその琥珀色の視線を落とす。
如何やら、それは彼等に関する資料であったらしい。
彼が元・家庭教師のリボーンへ小さく視線を投げれば、彼もまた鷹揚に一つ頷きを返した。

「あいつ等もやられちまったようだな…」
「今回も同じ手口なの?」
「…はい。全力で裏の確認を急がせてますが、背後関係が未だはっきりしません。…如何しますか?」
「うーん、困ったね。そろそろ背後を捕まえて叩いておかないと、市民にまで被害が広がりそうだ」

書類を置き様、困ったようにドン・ボンゴレが微かな嘆息を溢す。
何よりも争いを嫌い、市民の安全を第一とする彼の人は今回の事態にかなり頭を痛めているようだ。

「せめて雲雀の奴が戻れば、もう少し何とかなりそうなんだがな…」
「…雲雀さんから何か連絡は?」
「ありません」
「山本は?」
「現場に向かってます。丁度手が空いたのがアイツだけだったので…」

獄寺の報告に頷きながら、雲の守護者へ課した“密命”をふと思い出してみる。
全面的に禁止しているにも関わらず、最近急速にボンゴレの支配領域にまで流れて来ている薬物(ヤク)。
従来のモノとは比べ物にならない程、毒性の高い劇物だ。
何処で生成され、誰がバラ撒いているのかも判然としていない。

ボンゴレ屈指の解析チームに急ぎ、成分の解明、及び中和の有無など詳しく調べさせてはいるものの、矢張り此方も余り芳しい結果が出ていないのが現状だった。
これまでの例に無い全く新しい“新種”のモノである事ははっきりしているのだが。
それ故に、対応が少々後手に回っている事が腹立たしい。

現在は未だマフィア間でのみ極少数出回っているだけ、と言うのが辛うじての救いではある。
但し、それも直に拡大してしまうのだろう。
幾つか潰された中小マフィアにて、既にそれは確認済みだ。
先のチェッカロッシもまた、その“新薬”に寄って急速に力を貶められた被害者なのだから。
そうなれば、万一、表へバラ撒かれた際の一般人普及率の高さは推して知るべし。
恐るべきスピードであっと言う間に出回ってしまう事だろう。

だから、そうなる前に此方が先手を打つ必要があった。

雲の守護者たる雲雀恭弥は、彼独自の情報網を幾つも持っている事で知られる。
故に、満場一致(この場合、ボスとリボーンと門外顧問たるボスの父親)でその裏を取る、と言う“密命”を名指しで彼に与えたのだ。
既に門外顧問、及び、精鋭部隊が秘密裏に動いてはいるものの、それらしい情報を掴みきれてはいなかった。
けれど、これ以上そちら側へ人を割いては、公に気取られる可能性が高くなる。
ボンゴレは良くも悪くも大き過ぎるから、事を構えようとすれば、如何したって大仰な動きになってしまう。
だが、そうなって意味が無い。
余り事を荒立て、無闇矢鱈と人心を惑わせてはいけないのだから。
其処で一人、暗躍するに相応しい実力を持つ者の投入を決めた。

それが彼、―雲雀恭弥である。

彼ならば逸早く、これから起こる惨劇を止める手立てを必ず見付け出せる筈だ、と。
先手を打つ為の情報が圧倒的に欠落している今、起こる事件を片っ端から“新薬”との関連性を調べさせた上で収めて行く他無く。
他の守護者達も皆、連日、休む間も無く彼方此方走り回っては現場の指揮を執っていた。
雲雀が持ち帰るであろう一筋の光明を信じて、今はその場、その場で随時臨機応変に対応して行く事しか為す術が無いのである。

「そう。じゃあ、やっぱり待つしか無いかな」
「ええ、事が事ですからね。余り表立って動いて公に此方の動きを気付かれる訳には…」
「うん。それは重々理解してるつもり。…はぁ、参ったな…」

為す術が無いのだとしても、斯うして手を拱いているだけ、と言うのは如何にも歯痒かった。
否、出来得る限りの最善を尽くしているのだが、決め手に欠ける現状にドン・ボンゴレは憂鬱な溜息を禁じ得ない。
祈るような形で執務机に組んだ手を額に当て、知らず重い息を吐く彼に、黒衣の死神が口を開く。

「…ボス。俺が動くぞ」
「リボーン?」
「リボーンさん?」
「雲雀がまだ戻らないって事は、それだけデカイバックが隠れているのか、それとも奴のレーダーに引っ掛からない程最近出来た新生の奴等かのどちらか、だ。俺も独自のルートで探りを入れる。暫く、戻らないんだぞ」

淡々と告げられる言葉は普段通り、抑揚を欠いた彼らしいもの。
然し、こうも後手後手に回らされて彼もそれなり以上に苛立ってはいたらしい。
覗く漆黒が何時もより深い闇を映している。
つまり、彼は怒っているのだ。
専ら面倒臭い仕事は全て他人に無理矢理押し付ける彼が、自ら出向くと口にする程度には。

「…分かった。頼むよ、リボーン」
「ああ、任せろ。必ず何らかの糸口は見付けて来てやる」

長い付き合いで彼の心情を瞬時に推し量ったボスは賢い。
好きにやって来てくれ、と一つ返事で了承を示した。
やる気になってくれさえすれば、彼程頼もしい存在も早々居ないのだ。

「リボーンさん!」
「後は任せたぞ、極寺」
「はい!任せて下さい!」

シルクハットの鍔を下げ、ひらりと身を翻した黒衣の死神が“行って来る”と一言を残せば、姿勢良く腰を90度に曲げた獄寺が“行ってらっしゃい、リボーンさん!”と元気良く挨拶する。
一々仕種が大袈裟なのは、昔と余り変わりが無い。
そんな元・家庭教師と現・右腕を執務机越しに眺めながらドン・ボンゴレは、新たな書類へ目を通す。

「降って来ましたね」
「ん、ああ…雨か」

朝からぐずぐずと薄闇で地を翳らせていた雨雲。
到頭耐え切れず、溜め込んだ水滴を盛大に地上へと落とし始めていたようだ。
背後の窓から覗く空は暗く厚い雲に閉ざされ、重苦しい。
今の自分の心境にぴったりだな、と“大空”と称させる青年、ドン・ボンゴレは内心で一人言ち、此処一月程で倍以上に膨れ上がった書類の山を崩しに掛かった。
暗雲が運び齎す大きな災禍の到来を、“超直感”と呼ばれるボンゴレ固有の血のざわめきとして誰よりも早く己が身の内に感じながら―。


ちょっぴりダーティな世界観で書きたい、と切望するアダルティ綱吉と夢主のドリもどき序章編。
不穏な感じが出ていれば良いなぁ…。
この後、事件の真相に迫りつつ、彼女と運命的な出逢いでもすれば良いよ。(<願望)
格好良いドン・ボンゴレな綱吉君が沢山見たい。誰か書いてくれないかなぁ…。
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